痩田筋男痩田筋男

ダイエットサプリ。要するに、痩せるサプリメントということですね。これって効果はあるのでしょうか。それにかなり色々な種類があるようですが、いったん整理してみませんか?

ダイエットサプリの種類

ダイエットサプリを大きく分けると、脂肪をためない、脂肪をつきにくくする、脂肪を燃焼させる、便秘を解消する、空腹を解消する、糖質の吸収を抑える、これらのタイプに分かれます。

内臓脂肪

内臓脂肪とはいわずとも知れた、皮下脂肪の下にある、内臓周りにある脂肪です。皮下脂肪よりも落としやすいといわれています。別に害のあるものではなく、むしろ人体には必要なものです。

  • 体温保持
  • 内臓を衝撃から守る
  • 内臓を定位置に固定する
  • 飢餓状態への備え

といった、大事な役割があります。もし内臓脂肪がなければ、外部からの衝撃が内臓に直接伝わる。内臓の位置がぐちゃぐちゃになる。飢餓にすぐ倒れてしまうなど、デメリットがいっぱいです。

逆に多すぎれば、みっともないお腹になるだけではなく、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞など引き起こす、メタボリックシンドロームになってしまいます。

では、内臓脂肪系のダイエットサプリは、どのような働きをしてくれるのでしょうか。

内臓脂肪系サプリ

血の流れをさらさらにするタイプ ― 内臓脂肪が多いと、血流が悪く血もドロドロになりがちです。サプリ内の抗酸化物質によって、血液の流動性を向上させます。ナットウキナーゼが代表的な成分です。

脂肪、コレストロール、糖を分解するタイプ ― 食前にこのタイプのサプリを摂取することで、脂肪やコレストロールの吸収を抑制したり、分解を促し、内臓脂肪として体に溜めない働きをします。サラシア、ギムネマシルベスタ、酵母菌、カテキンなどが有名な成分です。

脂肪燃焼系サプリ

脂肪燃焼の仕組みを説明します。まずは、脂肪細胞に蓄えられた脂肪が、分解されて、血液に溶けます。そして、血液に溶けた脂肪が、細胞内のミトコンドリアに運ばれて、そこで燃焼します。

燃焼しきれなかった脂肪は、また脂肪細胞に蓄えられていきます。

脂肪燃焼系サプリは、脂肪を燃焼させるコエンザイムQ10やα-リポ酸、余分な脂質をエネルギーに変換してくれるL-カルニチン、燃焼効果を高めるアミノ酸、脂肪燃焼と筋肉増強による基礎代謝向上につながる共役リノール酸などがあります。他にも、CLAとガルシニアも良いといわれます。

便秘

女性の一番の悩みは便秘ですね。便秘は3つの要因で肥満の原因になります。

  1. 消化速度が落ちる
    腸の中にいつまでも便がたまっていると、消化吸収スピードが遅くなります。腸の中に排泄物がたまらないように、腸が自分で調整するのです。便秘の人は、食べ物をゆっくり吸収する体になるわけです。すると、便秘でない人よりも、少ない食べ物でもあますことなく栄養吸収できますが、便秘でない人と同じ量の食べ物を食べると、より多くの栄養(カロリー)を吸収してしまいます。よって便秘のひとは太りやすい体になってしまいます。
  2. 基礎代謝が落ちる
    消化吸収が遅いということは、内臓もゆっくりとしか働かないということです。内臓の動きは、基礎代謝の大きな一部で、非常に多くのカロリーを消費します。内臓がのんびりゆっくりとしか働かないということは、それだけ消費カロリーが減るのです。基礎代謝の低い体は、カロリー消費の低い、太りやすい体です。
  3. 皮下脂肪がつきやすくなる
    消化と吸収が遅くなると、栄養や水分が、腸内にたまりやすくなります。これらたまった栄養素は、じつは皮下脂肪になりやすいのです。ご存知の通り、内臓脂肪と違って、皮下脂肪は、落とすのが大変です。
    ほかには、冷えやむくみ、口臭、痔など、便秘の弊害はいっぱいです。

便秘解消系サプリ

無理に腸を動かす便秘薬と比べ、便秘解消系サプリは、毎日の排便習慣がつき、自然なお通じにつながる効果が期待できます。

  • 乳酸菌系―善玉菌が腸の働きを良くします
  • 食物繊維系―お通じの量やすべりを良くします
  • オリゴ糖系―善玉菌のエサとなり腸内環境を整えます

空腹

食欲を感じる要因は、胃の収縮運動、血液中の糖度と遊離脂肪酸、必須アミノ酸の状態、体温、外部からの誘引刺激など、複雑です。しかし代表的なものは、2つといわれています。

  1. 胃から感じる
  2. 脳から感じる

空腹解消系サプリ

空腹を解消するサプリには、大きく分けて、2通りあります。

  1. 胃で膨らむ
  2. 食欲を感じさせないようにする

まずは、1の胃で膨らむサプリの説明をします。まあ簡単にいうと、胃の中で膨らんで、満腹感を与えるということですね。グルコマンナン、ビール酵母、チアシード、バジルシード、サイリウムの成分が主な成分です。

2の食欲を感じさせない系のダイエットサプリの成分は、カフェイン、カラルマ、カプサイシン、ホーディア、酵母などがあります。カフェインは、脳の経伝達物質のノルアドレナリンの分泌促進作用があります。

カプサイシンとカラルマは、食欲抑制が期待されています。ホーディアは、満腹中枢を満たし、少量の摂取でも効果が期待できると言われています。酵母は、食欲抑制と脂肪蓄積の予防の効果がいわれます。

糖質カット系サプリ

ご存知の通り、糖質は、体内脂肪の主な要因となります。具体的には、食べたご飯やパンやパスタなど、炭水化物は、胃や小腸で分解され、ブドウ糖となり、脂肪となってしまうのです。

糖質カット系のダイエットサプリは、消化酵素の働きを抑えて、糖の分解を抑制し、糖の吸収を抑える成分がはいっています。

糖質カット系のダイエットサプリを飲んでおけば、胃の中でサプリの成分と食べたものが混ざり、糖に分解される前に、分解酵素の働きを抑制し血液に取り込まれにくくなり、脂肪になりにくい、というわけです。

また糖の吸収スピードが落ちると、血糖値の上昇も穏やかになり、空腹も感じにくくなります。難消化性デキストリン、ギムネマ、白いんげん豆、サラシアなどが有名です。

痩せたという口コミはあてになるのか

今回この記事を書くにあたって、内臓脂肪系、脂肪燃焼系、カット系、空腹抑制系、便秘解消系など、かなり広範囲に渡ってネットで調べてみました。

そこで実感したのは、表示されるのが、ほとんどがSEO対策された業者サイトばかりということ。生の声を探すのは、相当難しいと感じました。正直、ネットにおけるダイエットサプリの口コミは、あてにならないと思います。

また体質はそれぞれなので、他人に効いたものが自分にも効くとも限りません。幸いほとんどのダイエットサプリは安いものばかりなので、どの系統にするかを選択したら、とりあえず1袋分を自分で使ってみるのがベストかもしれません。

即効性のあるダイエットサプリはあるのか

今回色々探して、目を惹いた製品が1つありました。チアシードという満腹系サプリ(というか食品のようなもの)です。楽天のレビューが14000以上ありました。

楽天のレビューは、購入者しか書けないので、相当なものだと思います。とろとろしたゴマのようなもので、かなり膨張し、また安く、太る成分は少ないけど栄養がそれなりにあるようです。

太る成分が少ない、栄養素が豊富、満腹感がある、というわけで、恐らく即効性のあるダイエット食材だと思います。サプリメントではありませんが・・・。

結局、ダイエットサプリは効くのか

原理的には、例えば、人工的に食欲を抑えることは、可能です。脳内では、食後にセロトニンの濃度が上がるので、セロトニンの濃度を人工的に高くできれば空腹感が抑えられます。

同時に、ルノアドレナリンにも食欲抑制作用があることがわかっています。ノルアドレナリンの取り込み抑制によって、食欲を抑える、サノレックスという薬も処方薬として販売されています。

ですから、サプリメント中の成分が、似た働きをすることも、充分に考えられえます。

おすすめのダイエット系サプリ

個人的には、便秘解消系のサプリ、とくに乳酸菌系のものをおすすめします。乳酸菌が腸内環境に良いのは広く知られた事実です。これで体調を整え、便秘で太りやすい体質から脱却するのが、とても良い方法だと思います。

次は、満腹系のものが良いと思います。前述のチアシードのように、どうせ飲むなら、栄養があって、自然に近い状態のものが、体には良いと思います。

サプリメントの注意点

いわゆるカプセルや錠剤には、とても多くの関係ない添加物が入っており、製品によっては、有効成分は、カプセルや錠剤のうち、たったの1割以下ということもざらなようです。

カプセルや錠剤の重さは、だいたい0.1~0.6グラム。mgでいうと、100~600mgです。例えば、500mgのカプセルか錠剤があったとして、有効成分の量が、50mgだとすると、残りの450mgは不要なものだということになります。

カプセルや錠剤は、大きすぎると飲みにくいのでだめだけど、小さすぎても見た目が悪いので、ある程度の大きさにしてしまうそうです。良心的に、主要な有効成分以外にも、体に良さそうな成分を入れて、嵩を増やすなら良いです。

しかしそうでない場合は、賦形剤という、錠剤の形を作るためだけに使う添加物を使っているようです。

執筆者 痩田筋男について