痩田筋男痩田筋男

みなさんダイエットしてますか?たぶん多くの人はしていると思います。

TesTeeLab「6000人大調査」では半数近い人がダイエット中ですし、生活向上WEBの調査では、ダイエットが必要だと感じている人も、ダイエットを現在もしくは過去にした人も、ともに7割以上という結果がでています。

日本人の過半数は、ダイエットに関わったことがあるようです。

9割は失敗

ではそんな日本人の常識になったダイエットですが、いったいどのくらいの成功率なのでしょうか?ほとんどの人が成功するのでしょうか。半々くらいでしょうか。

それが何と、8~9割の失敗率らしいのです。つまり、ほとんどの人がトライするのに、ほとんどの人が失敗するのが、ダイエットというわけです。

ミュージシャンや芸能人やプロ野球やサッカー選手になりたい若者も、9割がなれないといいますが、ダイエット成功だって、かなり狭き門なのです。

ただ芸能人やプロ選手を目指すのは、ほんの数パーセントの人たちですが、ダイエット成功を目指すのは、半分以上の人たちなのです。母数が違います。

信じられないくらいの膨大な人数が成功を目指すのに、8,9割の人が失敗する、ダイエット。こんなことって、他にあるのでしょうか。

ダイエット産業に躍らされる人々

書籍、テレビ番組、サプリ、施設、教室、DVD、医療などなど、ダイエット関連の産業が廃れないのもうなずけます。

納豆、バナナ、サランラップ、痩せる石鹸、ビリーズブートキャンプ、EMS、カカオ、プロテイン、加圧トレーニング、コアリズム、豆乳クッキー、チョコレート、黒酢、マイクロダイエット、プチ断食、酵素、バランスボールなどなど、一部は過去に一世ブームとなり、いまではもう名前すら聞かないダイエットも少なくありません。

今後とも毎月のように新しいダイエットネタが登場しては、人々が夢中になり、それでも数ヶ月したら見向きもされなくなるのでしょう。

過去に起こった同じことが、未来永劫続くのではないでしょうか。遺伝子操作や、画期的な脂肪吸引や、特効薬などが開発されない限り、きっとわたしたちは、ダイエットブームに乗り遅れまいと、必死になって色々とトライして、失敗していくのでしょう。

リバウンドしなければブームにのってもいい

ただわたしは、色々とブームに飛び乗ってトライするのは、悪いことではないと思います。ただし、それはリバウンドしないという前提です。リバウンドというのは、ダイエットを止めた途端に、ダイエット前よりも体重が増えてしまうことです。

ダイエット前の食事量に戻しただけなのに、体がダイエットで飢餓体質になって、脂肪を溜め込もうとするので、以前の食事量でも、ダイエット前よりも余計に脂肪が増えてしまう体質になっているからです。

更に、ダイエットにより満腹を感じるホルモン分泌がおかしくなっているので、ダイエット後一ヶ月ほどは、満腹感を得にくいというハンデさえあります。だから、ダイエットを止めたら、多くの人が、リバウンドして、ダイエット前よりも太ってしまうのです。

ダイエットに成功する人

ダイエットに1~2割の人が成功しているのも事実です。芸能人やプロサッカー選手になるよりは、ずっと高い成功率です。

しかも、プロサッカー選手になるためには、幼稚園の頃からサッカーをはじめ、体もある程度大きくなければならず、何よりも努力ではカバーできない才能がなくてはいけません。

それに比べてダイエットはどうでしょう。思いついたら未経験でも始めるものだし、才能なんて関係ありません。痩せたら勝ちなのです。

ダイエットは精神論ではだめ

ではなぜ1,2割の人は成功するのでしょうか。意志が強いからでしょうか。もちろんそういうこともあると思いますが、わたしは精神論ではなく、物理的に、何が成功者と失敗者を分けているのか、考えてみたいと思います。

だって、「ダイエットに失敗するのは意志が弱いから」といわれたって、なす術はありませんよね。性格ほど変えるのが難しいものはありませんから。

ダイエットの敵は、食欲というモンスター

ダイエットとは自分自身の戦いだとよく言います。しかしダイエットの敵が自分自身だと設定してしまうと、構図が見えにくくなります。

ダイエットをしているとき、何がツライでしょうか。どこか痛くなるでしょうか。違いますよね。食べたくなるんですよね。食欲ですよね。ダイエットの敵は、食欲です。

食欲と闘うのがダイエットです。食欲と自分自身を、一度切り離して考えましょう。

食欲はナンバーワン

食欲に意志で勝てるのでしょうか。わたしは無理だと思います。食欲というのは、人に備わった本能です。物欲とか権力欲とか金銭欲とかも相当強い欲ですが、それらは精神面のみです。

それらが満たされなくても、生物的には困りませんし、死にません。しかし食欲は、食べたいという精神的な欲プラス、物理的に体が食べ物を要求します。欲の中でも、食欲は、ナンバーワンといって良いくらいのパワーを持っています。

欲の特性

更にダイエット中は、食欲を押さえつけます。人間の欲の特性として、押さえつけると増大する傾向があります。ちょっと見たいと思ったものがあって、見るなといわれると、余計に見たくなります。

見たいという欲が、押さえつけられることで、更に増大します。ちょっと欲しいかな、くらいだったのに、邪魔されたために、猛烈に欲しくなった経験ありませんか?

欲にはこのような特性があります。逆にいえば、欲を高めたければ、押さえつければ良いのです。

ダイエットでは愚かにも、食欲という人間なら100%持っている欲を、高める行為でもあるのです。コレに本当に意志だけで対抗できるのでしょうか。

必要なのは知識と情報

わたしはダイエットに必要なのは、知識と情報だと思っています。ダイエットの情報戦を制したものが成功する。痩せられる。情報戦というと大げさのようですが、ネットでも本屋でも、ダイエット情報は膨大でまさに星の数。

企業は自分たちの商品を売るために、自社に優位なダイエット情報をまきちらしています。ネットだって、果たしてどれだけ本当の情報があるのでしょう。

体験談や口コミやレビューだって、企業がお金を払って書かせているものが、膨大な量で、ネットやチラシを満たしています。

しかもネットではSEO対策をしているので、そういった企業の息のかかったサイトがトップページに表示されるので、本当の体験談やレビューが見つからないことも多々。そんな中から、必要な知識と情報を得るのは、まさに情報戦だと思います。

1つのこと

わたしはここで、ダイエットに本当に必要な知識と情報を、簡潔に1つだけ述べたいと思います。
食事で気にするべき数値は1つだけです。糖質の量です。たんぱく質、脂質、糖質の三大栄養素のうち、もっとも太る原因となるのは、糖質です。ですから、食べるときは、糖質量だけを、とりあえずは気にしてください。

隠れモンスター

周りにある食品の栄養表示を見ていただくと気づくと思いますが、たいていは糖質量の表示はありません。エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムの5項目だと思います。

糖質の表示はどこにもありません。しかし実は、隠れているのです。炭水化物に隠れているのです。炭水化物は、糖質と食物繊維の合計です。

つまり食物繊維のない食物(ほとんどの食べ物に食物繊維はありません。だからこそ、食物繊維を摂取することをよく推奨されます)は、炭水化物の数値=糖質の量 なのです。

カロリーは

ではカロリーの数値は無視してよいのでしょうか。良いと思います。どうしても気になるようでしたら、参考程度に見ても良いと思いますが、あくまで糖質の量(炭水化物)がメインです。

なぜなら、同じ数値のカロリーにも、太るカロリーと太らないカロリーがあるからです。

全く同じカロリー数値を示している、糖質(炭水化物)が多くてたんぱく質の少ない食物と、糖質(炭水化物)が少なくてたんぱく質が多い食物があったならば、後者の方が、圧倒的に太りにくいのです。

なぜならば、カロリー測定でポピュラーが手法は、食材をペースト状にして、それを特殊な装置の中で燃やして、その熱で水を温めるエネルギーを測っているからです。

装置の中で燃えて生じるエネルギーの度合いと、その食物が体の中で脂肪に変わる度合いは、必ずしも一致しません。

よくしたり顔で「摂取カロリーと消費カロリーが一緒なら太らない」という、カロリー至上主義な人がいますが、まったくの間違いです。同カロリーでも、太りやすい食物もあれば、そうでない食物もあるのです。

1つのことだけを大切に

糖質の量(炭水化物)に気をつける。この1つのことだけを肝に銘じるだけで、成功する1,2割にぐっと近づくはずです。膨大なノイズに惑わされないでください。これを知っておけば、食欲というモンスターに真正面から挑む必要もなくなります。

執筆者 痩田筋男について

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