痩田筋男痩田筋男

ダイエットの何が嫌だというと、熱が冷めても続けないといけないことですよね。とにかく期間が長い。しかも、効果が出るのが遅い。

そして止めようものなら、とたんにリバウンド。ダイエット効果の何十倍ものスピードで、体重が増えてくれます。長いし、効果がゆっくりだし、でも失敗したらリバウンドは超はやい。

ダイエットは本当に、根気がいる作業です。だったら苦しい思いを短期間にできるダイエット方法がないものか。誰でもそう考えると思います。

プチ断食

短期ダイエットの代表格、プチ断食をご紹介します。しかし気をつけてください。本来なら長い長い期間が必要なダイエットを、ほんの短期間で成果を出そうとするのですから、それなりのものを伴いますから、覚悟してください。

近道は楽な道ではなく、近道はイバラの道ですから。

ここでは完全な断食ではなく、プチ断食をおすすめします。断食というのは、文字通り一切食べないことで、正直危険極まりありません。死ぬことすらあります。

一方、プチ断食は、最低限の栄養を、液体でとるという方法です。口にする液体は、水、みそ汁、スープ、プチ断食用ドリンクなど様々です。

プチ断食のメリット

1週間で如実に効果が表れることでしょう。これは断食前の脂肪率により異なりますが、体脂肪率が高かった人には劇的に効果が期待できます。

痩せ型の人でも、通常のダイエットではなかなかとれなかった脂肪がとれる可能性大です。

プチ断食のデメリット

  • 脂肪だけでなく筋肉も落ちるので、体力がとても落ちますし、基礎代謝が落ちますので、筋肉が戻るまではむしろ太りやすい体質になるかもしれません。
  • 断食中は通常の生活を送るのが困難になります。
  • 栄養失調で倒れたり入院したりする人も多いようです。
  • 断食後に満腹感を感じなくなることが多いようです。また断食後、食べ物に執着心がわくようになる人がいるようです。これらのことから、リバウンドの可能性が非常に高くなります。

リバウンドの仕組み

精神的なリバウンド

食欲は、身体が栄養を求めたり、胃腸が空になっていたりする、生理的なものばかりではありません。体が求めていなくても、テレビや周辺でうまいものを食べていたり、おいしいにおいをかいだりすると、食欲を感じるのは、精神的なものです。

プチ断食では、何日にもわたって食事のことばかり考えるので、食欲は高まり続けます。

断食中は、普段の生活では信じられないくらい、食事のことを集中して考えるそうです。精神的な食欲が、恐ろしいほど高まります。ですからプチ断食後、ものすごい暴飲暴食をする人がいるようです。

生物的なリバウンド

プチ断食に入ると、体は完全に飢餓状態になります。体は死なないために、消費するエネルギーを最少に抑えます。

脂肪だけでなく、筋肉も削ぎ落とし、エネルギーに変えます。消費エネルギーを抑えるだけでなく、摂取したエネルギーを、消費せず排出せず、体内に貯めるようになります。

ですから、断食で倒れた人が入院して、栄養を点滴する際、それだけで太ることもあるといいます。

とにかく体は死なないように、摂取したエネルギーを溜める(=脂肪にかえる)ようになっているので。この体の状態で、断食後に通常の食事に戻したらどうなるでしょうか。

体はものすごい勢いで、食べたものを脂肪に変えます。これが生物的なリバウンドの1つです。

もう1つは、断食で満腹中枢のホルモンに異常がでることが多く、なかなか満腹感を得られなくなるようです。

食べても食べてもお腹がいっぱいにならず食欲が満たされないようになった人もいます。これは一ヶ月近く続くといいます。

結論、プチ断食はおすすめか

プチ断食やファスティング(プチ断食の別称)で検索すると、良いことばかり表示されます。どれだけ企業がお金を払ってSEO対策などをしているかうんざりするほどです。

プチ断食用のドリンクや食べ物などを販売する企業や、プチ断食プログラムでビジネスをする施設など、口コミを含めて、本当かな、企業がお金を払って書いてもらったんじゃないかなと思う情報にあふれています。

そういう情報も有用かもしれませんが、やはり両方面の情報に触れて、あとは自分で判断するべきでしょう。プチ断食の華やかな効果は、トップページに表示されるサイトを読めば良いとして、反対側の情報はどうやって探すのか。

とりあえず「何日、断食・飲み食いしなかったら、おかしくなり始めますか?」で検索してみてください。1週間、水だけですごした若者のリアルな記述があります。

わたしはこれが、実際なんだろうなあと思いました。こういったネガティブな情報と、トップページにあるポジティブな情報に両方と触れて、ご自分で判断なさってください。

わたしは、プチ断食は、おすすめしません。うまい話には落とし穴あり。短い期間でダイエットできるという甘い話には、思わぬ落とし穴がありそうで、いったいどの症状が自分に出るか、怖くてできません。

そもそも、そんな暇がありません。絶対に通常の生活と仕事に大きな支障がでそうです。

脂肪吸引のメリット

さらに短期間で痩せる方法といえば、脂肪吸引。まさに禁じ手といえますが、究極な方法といえます。たった一日で、あれだけ悩んでいたお腹の脂肪がとれてしまうのです。

何と言っても絶対に痩せられます。しかも1日で。更に通常なら絶対に不可能な、部分痩せができます。どんなダイエットであろうが、部分痩せは不可能です。脂肪は体全体で落ちるものです。

腹筋運動をしたからといって、お腹の脂肪が優先的に落ちるということは100%ありません。むしろ、お腹の脂肪が落ちるのは、一番最後です。

お腹は、脂肪が最初につく部位であり、ダイエットしても最後に落ちる場所なのです。それは太ももでも同様です。確実、はやい、部分痩せ、これが脂肪吸引のメリットです。

脂肪吸引のデメリット

  • ほとんどの人が脂肪吸引をやりたがらないのが、その痛みでしょう。わたしもわたしの周辺でもやった人はいないので、想像とネット情報に頼るしかありませんが、相当な激痛のようです。しかも何週間も続くらしいです。想像するだけで怖いです。
  • 高いこともデメリットですね。最低10万円はするようです。傷はよいクリニックなら目立たないようにやってくれるようです。これはまあ整形技術の1つなので納得です。
  • リバウンドもあるようです。脂肪を取るので、脂肪細胞はその分減るようですが、術後に元の生活に戻れば、残りの脂肪細胞が大きくなり、また太ってしまうことが多いようです。もちろん術前よりは太りにくいと信じたいですし、激痛と大金を考えれば、食生活を改めるはずですから、リバウンドの確率はそんなに高くないと思いたいものですね。
  • 強引に脂肪をとるので、術後に皮膚が凸凹になったり、医療事故もありえます。また当然ですが、内臓脂肪はとれません。

脂肪吸引はおススメか

一種の整形手術ですね。個人的にはおすすめしません。ですが、どのダイエットも全滅、どうしても部分痩せする必要がある、脂肪が多すぎてダイエットではラチがあかない、他人にはわからない深刻な状況にある人たちがいるのも事実です。

そういった方は、術中と術後の激痛、たくさんのお金、医療事故や出来上がりの不備、内臓脂肪が残る、リバウンドの可能性、その他のデメリットを熟知したうえで決心されたら良いと思います。全リスクも成果も決断も、すべて自分のことです。

結論

結局、短期間で痩せるということは、それなりにリスクがあるということですね。であればわたしは、糖質制限ダイエットをおすすめしたいです。リスクもありませんし、短期間で効果がでます。

もちろん長期にわたって続けなくてはなりませんが、なによりもほぼノーリスクです。結局、急がば回れ、ということですね。

最後に、あくまでこういう現実もあるということで、究極中の究極の短期間で痩せる方法も書きます。

ーーー番外編――――

減量手術

日本以上の脂肪大国アメリカでは、胃腸を小さくする手術がかなり普及しています。米国では年間10万件以上も行われているそうです。その中で最もポピュラーなものは胃バイパス手術と呼ばれるものです。トータルで減量手術と呼ばれ、以下の種類があります。

  • 腹腔鏡下ルーワイ胃バイパス術という小さな胃嚢を小腸へ吻合する方法。超過体重減少率70%。アメリカで最も多く行われている。
  • 腹腔鏡下スリーブ・バイパス術という袖状胃切除と同様な細長い胃を作る方法。超過体重減少率70%
  • 腹腔鏡下袖(スリーブ)状胃切除術という細長い胃を作り、小腸との吻合はなく、切った胃は取り出す方法。超過体重減少率60%
  • 腹腔鏡下調節性胃バンディング術という調節可能なシリコンのリング(バンド)を胃の上部に巻きつけて、小さな胃に分割する方法。超過体重減少率40~50%

可能性のある合併症として、感染、腸閉塞、潰瘍、胸やけ、嘔吐、縫合不全、栄養欠乏などなどありますので、気軽に受ける手術ではありません。米国では死亡事故も毎年起こっているようです。

減量手術はおススメか

完全な外科手術ですので、ネット上で他人が勧めたり咎めたりするものではないですね。有名人では小錦やサッカーの伝説マラドーナなどが胃バイパス手術を受けたそうです。

毎年10万件以上のアメリカでは、知事とか芸能人なども受けていることが、実名でビフォー・アフターの写真つきで公表されています。そう考えると、少し気軽なようですが、医療事故もありますし、それなりの規模の外科手術でもあります。

内科的治療を受けるも十分な効果が得られない、原発性(一次性)肥満で更に様々な条件があるので、誰もが受けられるわけではありません。

費用は最低でも100万円クラス、高いと200万円近くします。こうしたことも現実には行われているという知識にとどめていただければと思います。

執筆者 痩田筋男について

よく読まれているコンテンツ!こちらもチェック!